top of page

吉村流とは

吉村流は上方舞の流派で、上方四流の一つと呼ばれています。

江戸時代末期に京都御所の舞指南、御狂言師と呼ばれた山之内ふくを流祖とし、明治初期に山之内ふくの門弟であった吉村ふじが大阪の南地に転じ、地唄舞などのお座敷舞を本分に吉村流を起こしたとされています。

家元は世襲せず、代々実力のある女性の内弟子が後を継ぐという伝統があり、初世吉村ふじから始まり、二世吉村ゆう、三世吉村雄光と女性が家元を継いできましたが、終戦後初の男性家元として四世吉村雄輝が家元を継ぎました。吉村雄輝は舞台芸術としての上方舞を全国に広めることに尽力し、人間国宝に選ばれ、数々の賞にも輝きました。​その後、五世吉村雄輝夫、六世吉村輝章が吉村流を継承し現在に至ります。

​吉村流の舞は、能の仕舞の技法を基礎に、謡、壬生狂言、人形浄瑠璃などの要素を取り入れ、静的でしっとりとした舞ですが、硬質でしっかりとした振り付けと緊密な構成が特徴的です。

©2019 by 吉村流日舞教室. Proudly created with Wix.com

bottom of page